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お知らせ

キャリアコンサルタントの役割と更なる質的向上

宮城先生講演 2019年9月21日 講演レジメ 生涯キャリア支援とキャリアコンサルタントの役割と更なる質的向上 ~今後の課題と未来を考える~ が講演テーマでした。 これからのキャリアコンサルタントの役割 この講演は 長野県キャリアコンサルタント協会の設立記念講演として実施されました。キャリアというと会社の仕事の事を言う印象が強いですが、仕事を含めた生活全体という認識でキャリアを語る必要があります。キャリアコンサルタント資格取得で養成講座を経験した方はご存じの通りかと思います。 組織内キャリアから生涯キャリアへ転換 生涯学習と生涯育自 設立講演でしたから、キャリアコンサルタント資格をお待ちの方、これから取得を目指そうとしている方を対象にしているとお考えでしたから、キャリアコンサルタントへ気づきを与えたり応援する内容で講演は進みました。 環境変化への適応と学びなおし、生涯学習と生涯育自 を心がけてください。これは先生の講演では以後必ず出てくるフレーズとなっています。いつも勉強の姿勢を忘れず自分を育てる意識を持ち続けて という強いメッセージだと思っています。 不確実な社会と言われキャリ理論も新しいものが登場しており、キャリア形成も同時に変化しています。その中では残念ながらキャリアストレス・コンフリクトが生まれてくるので、レジリエンス(回復力)が求められ、キャリア相談でははメンタル支援も必須です。 こういう中では、キャリアコンサルティングには質の高さが求められており、その実現にはスーパービジョンと振り返りが大事です。深い気づきから自らの変容へとつなげることができるのです。 自己啓発に終わり無し 資格取得は単なる入口で、多様な事例を経験し自らの質を向上させることを意識し続けてほしい。「自己啓発に終わりはありません」そこで大事になるのは事例の見立てと概念化を徐々にでも確立しつつ、新しい事例を見立て直しをしてみる事も忘れずに行ってほしいと講演は続きました。 クライエントが聞いてほしいことをコンサルタントが聞く、決して聞きたいことを聞くのではない、クライエントをわかろうとしなさい、それはクライエントが自分を理解してくれる人がいると安心してより心の深いところを吐露してくれることに繋がるそうです。 これはラポール形成に直結しますが、その上で質の高い質問、拡げる質問、深堀する質問を行ってクライエントの認知の理解を進めていく、時々は整理しまとめることを挟んで気づきを与えるのがコンサルタントの使命です。 全体を俯瞰し話の流れをつかむ、それは 細かく近づき → 離れて眺める 事になってクライエントの理解と気づきに繋がるのです。 最後に 求められるのは キャリアコンサルタント自身の自律的キャリア開発 さらなる質的向上 です 講演内容の最後には先生から 協会、参加者に対して「長野県をキャリアコンサルタント日本一の県にしましょう。 いつも応援しています。」という 大変ありがたいエールを頂戴しました。協会スタッフも参加者の多くが共感、感動した講演でした。  

2023-02-17T17:44:24+09:002022年4月1日|お知らせ|

ポジティブ心理学を学ぼう 生涯育自

宮城先生 2020年8月10日 講演のレジメ 1998年 セリグマンが「ポジティブ心理学」と命名した。セリグマンは精神病理や障害に焦点を当てるのではなく、ポジティブな精神機能やその特性に焦点を当てて研究した方だそうです。 「頑張っても報いられない」 状況が長期間続くと次第に 無気力に陥り頑張らなくなる。 そこを 「頑張ったら報いられる」 「ありがとう」と感謝される環境をつくる ことで ポジティブ感情を与える → モチベーションアップにつながる ようにするには どうするのかが講演の入口でした。 ポジティブ感情を創るには マイナスの自動思考を適応的思考(自分への言い聞かせ)に転換する。 事実や出来事は変えられないが、捉え方や考え方は変えられる。捉え方や意味付けが心の悩みを作ってしまう。 捉え方を変えることは、レジリエンス(精神的回復力)を高めることに繋がり、同じ出来事に遭遇しても 高い人はうまく乗り越え環境に適応し、問題に対処できるのです。 なぜ今 回復力(レジリエンス)が必要(注目)なのか? 1.自然災害、政治経済の変化、社会環境の変化がおきている。 2.経営・労働環境に大きな変化が起きて誰もがストレスを抱えている。 3.日本の若者は欧米諸国に比し、自尊感情や自己肯定感が低い これらの解決にはレジリエンスの強化が必要だからです。 ライフキャリアは安定と不安定を繰り返しながら発達するので、不安定な時期は自分を見つめなおすチャンス つまり「危機は好機でもある」と考えて・・と仰られました。 では レジリエンスを強化するには 1.自分の思考の癖を自覚し、修正する努力をする。(レジリエンスマッスルを鍛える) 2.他社からのサポートを活用し、他者からの影響を活かす。 3.過去から得た学び(学習)を再認識する。 幸福の3要素は 1.楽しい人生 2.物事に打ち込む人生 3.有意義な人生 ここで大切なのは「主観的な幸福感」でああり維持するためには、その人の ポジティブな特性が必要 自律的キャリア開発を目指して 生涯発達・生涯育自分 働くこと生きることに、自ら前向きに動機づけ 将来のイメージの予測を立て将来への道筋を自分で立てて自律的キャリア開発を目指してほしい。 そのための目標を持ち行動を変容する。でも行動しない限り目標達成できない。 最後は 宮城先生がよく仰る 「生涯発達と生涯育自」人は生きている限り絶えず変化し成長発達する。常に自分を勇気づけ、励ますのは常に自分 事実をどう 意味付け、捉え、考えるかにかかっています。 と結ばれました。

2023-02-17T17:45:05+09:002022年4月1日|お知らせ|

今日が人生で一番若い日 人生100年時代の働き方・生き方を考える

宮城先生2021年5月23日 講演のレジメ 学びなおしと生涯育自 パラレルキャリアの必要性 人生100年時代においては50歳は人生の正午。定年60才としても、あと30~40年の人生がある。 「人は生きている限り死ぬその日まで、生涯にわたり絶えず成長・発達し変化する存在である」 とあるように、仕事ばかりしてきて、定年後暇ばかり ではない人生を送るためには 「学びなおし」と「生涯育自」を念頭に パラレルキャリア(複数のキャリア)を定年前の現役時代から並行して形成すべき。 キャリアは 仕事・家庭・自分 3つの統合でそのバランスはライフステージにより変化する、もし自分から会社の仕事を取り除いたら何が残るか自身に問い直してみて下さい。 キャリア発達は安定と不安定を繰り返しながら発達するのだそうです。不安定な時期こそ自分を見つめなおし人生を再設計するチャンスなので、「危機は好機でもある」と前向きに考えて。 まずやって試す、行動しながら軌道修正 明確な目標 → 意識の変化 → 行動の変容 目標なくして行動は始動しませんが、逆に行動なくして目標は達成されないのです、「まずは、やってみる、試してみる、行動しながら軌道修正していきましょう。 うまくいかないという事実は変えられないけれど、捉え方や考え方は変えられるので、不確実な未来を肯定的にとらえ、ありのままを受容する。キャリアの未来は自分の未来をいかに捉えるかにかかっていると考えてくださいとの事。  行動開始するのに「今が一番若い日」なのです 生涯成長し、発展し続けるための未来への最大の戦略は生涯にわたり学び続ける事です。自分のキャリアを開発し・育て・磨くのは自分自身 キャリア自律 → キャリア自立 気づいた今が人生で一番若い日・行動開始するのも今が一番若い日 と認識し ~生涯育自を大切に~ と結ばれました。  

2023-02-17T17:45:40+09:002022年4月1日|お知らせ|

キャリアコンサルタント・臨床心理士 宮城まり子先生の講演会 今年もやります

キャリアコンサルタント 宮城まり子先生の講演会 2022年6月5日 リモートで行います。詳細発表まで少しお待ちください。 一般社団法人長野県キャリアコンサルタント協会 主催で2022年の今年で4回目。毎年聴講者から好評を頂いています。 過去3回の講演タイトルは次の通りです。今年はどんな講演になるか楽しみです。 それぞれの講演内容を事務局が抜粋してまとめたものは別コラムでご覧ください。 先生の趣旨を取り違えていなければいいのですが・・・ 今年の宮城先生の講演タイトルは? もう少しお待ちください。過去3回の講演タイトルを振返ります。 2021年5月 人生100年時代の働き方・生き方を考える ~今日は人生で一番若い日~ 2020年8月 21世紀の心理学 ポジティブ心理学 2019年9月 生涯キャリア支援とキャリアコンサルタントの役割と更なる質的向上 ~今後の課題と未来を考える~

2022-04-01T16:21:28+09:002022年4月1日|お知らせ|

9月25日MGプレス掲載「役割の重要性を語る 設立記念 宮城まり子さん講演」

2019年9月25日付のMGプレス(信濃毎日新聞朝刊折込の松本平全域の地域情報紙)に掲載されました。 7月に設立した長野県キャリアコンサルタント協会は、設立記念として去る9月21日に、法政大 大学院の元教授でキャリア心理研究所代表の宮城まり子先生をお招きし、生涯キャリア支援、キャリアコンサルタントの役割とさらなる質的向上をテーマに講演いただきました。 キャリアコンサルタントの有資格者や資格取得を目指す方、約40名が熱心に聴講している様子が紹介されています。

2019-10-29T18:40:25+09:002019年9月25日|お知らせ|
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